神経症の人が時間にゆとりを持って生きる方法 12
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今日も、「神経症の人が時間にゆとりを持って生きる方法」を述べます。
神経症の人は、常に時間に追われています。
そのために、「急いてはことを仕損じる」ことになりがちです。
逆に言えば、「ゆとりを持って生きる方法」をマスターするだけで大きな効果をあげます。
あるサラリーマンは通勤電車の中で、「電車に事故が起きたら遅刻する」と心配です。
そのために、とても早い時間に家を出ます。
多くの場合、事故は起きません。
しかし心配で、心配でしょうがないのです。
会社でも、基本的には同じです。
常に時間に、追われています。
仕事でも、常に締め切りに追われています。
普通にかまえていれば何でもない事でも、時間に追われています。
特に部下が自分に報告書を早く提出するか、心配です。
これは自分のすることではないがゆえに、とても心配になります。
あまりうるさい事を言うと、嫌がられます。
言わないと、自分が不安です。
このように自分の心配ゆえに、部下との関係もぎくしゃくします。
また部下に支持したときも、心配が起きます。
それは部下は、「ミスをするにちがいない」と考えるからです。
部下はミスをするという前提で、ものごとを考えるのです。
最初からそのミスを正す時間が、計画におり込まれているのです。
よって、「時間にゆとりを持てない」のです。
このように、「あれこれ終わらせるには時間がない」と考える人がいます。
その人は、「何もかも今すぐやろう」とするのです。
それゆえに「急いてはことを仕損じる」ことも、多いのです。
その結果、この悪循環はさらに深まります。
このように神経症の人が時間にゆとりを持って生きられないのは、こころの中心に問題があります。それは「ばくぜんとした不安」がこころの中心にあるためです。
次回に、さらに述べます。
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