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℡03-5888-7354です。「神経症の人が生活にゆとりをとり戻す方法」を、述べます。
「神経症の人が生活にゆとりをとり戻す方法」として、「社会的損失の不安」を述べます。
「社会的損失の不安」とは経済的、社会的にいまの地位を失う不安です。
STAP細胞を巡る問題でも、この「社会的損失の不安」にすべての日本人が動かされているような気がします。
自分の中の不安を揺さぶられるがゆえに、過剰反応している面もあります。
特に多くの日本人が動かされている「社会的損失の不安」は、経済的にいまの地位を失う不安です。
リストラによる、失業の不安です。
いま日本では、消費税アップによる景気の後退が心配されています。
この心配が、神経症的に強く迫っている不安です。
神経症的不安ゆえに、非生産的です。
どんなに景気の後退を心配しても、解決はしません。
さらに「社会的損失の不安」は、家族の問題である場合もあります。
浪費癖のある人が、家族にいる場合も「社会的損失の不安」は生じます。
ご主人が浪費家であるとか、奥さんが買い物依存である場合です。
最近は、子供のゲーム依存による浪費も含まれます。
このように「社会的損失の不安」は、家族からも生じます。
その場合は、家族関係の悪化も起きます。
次に「社会的損失の不安」の引きがねになることを、以下に述べます。
先ず、その人自身の過去の社会的なポジションです。
過去に経済的、社会的に困った体験の有無です。
両者ともにある場合、「社会的損失の不安」の引きがねになりがちです。
一度でも転んだ事のある人は、転ぶことを怖がります。
「あつものに懲りてなますを吹く」ことに、なります。
なますでも、あつものに見えます。
何でも、あつものに見えます。
子供のときに、経済的に不安定だった人は貧乏性です。
経済的にめぐまれても、おかねの心配をしています。
過去に拘束され、今と将来に生きられません。
貧乏性が、身にしみ込んでいます。
次の「社会的損失の不安」の引きがねは、以下です。
その人の完璧すぎる社会的基準です。
たとえば田園調布に家がなければ、社会的に認められない。
預金は、億単位でなければいけない。
このような完璧すぎる社会的基準は、自分を苦しめます。
何事も完璧主義は、不自由さをともないます。
次回に、さらに述べます。