神経症の人が生活にゆとりをとり戻す方法 419

counselor

2014年10月10日 07:31

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「神経症の人が生活にゆとりをとり戻す方法」として、「社会的損失の不安」を述べます。

「社会的損失の不安」とは経済的、社会的にいまの地位を失う不安です。
誰でも、将来に不安はあります。客観化するだけでも、不安から距離はとれます。

不安から距離をとって、客観化します。そうやって不安を、見なおすのです。
その見直しのプロセスで、気付きも生まれます。

テレビが壊れて困っている人が、いたとします。
テレビを修理することも大切です。
しかしラジオを聴く方向に、シフトしても良いのです。

逆に言えば、テレビの故障はチャンスです。
テレビ以外に目が開かれるための、チャンスです。

そう考えれば、テレビの故障はチャンスです。
せいぜい不便なだけです。

テレビが壊れたから、全部ダメと考えることはありません。
ただ不便なだけです。

深刻に考えなければ、問題になりません。
問題は、深刻に考えること自体にあります。

事実は、それほどのことはありません。
受け止め方に、問題はあります。

将来の不安も同じです。
客観化して、不安から距離をとります。

客観化して不安から距離をとれれば、心配は弱まります。
距離をとれないことが、不安を巨大化させるのです。

次に客観化して不安から距離をとる別の方法を、述べます。
それは心配を小さく見るのです。

「失敗したらどうなるのか?」
ということです。

たとえば飛行機に乗り遅れます。
それによって飛行機事故にあわないこともあります。

単純に飛行機に乗り遅れたことが悪いとは、言えません。
それも事実です。

飛行機に乗り遅れる ⇒ 飛行機事故にあわない

このようなことも、多いのです。

これは極端な例です。
普通ありえることを、考えてください。

そうすると自分の心配は、ささいなことであることに気付きます。
ほんの小さなことです。

次回に、さらに述べます。

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