神経症の人が生活にゆとりをとり戻す方法 603
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「神経症の人が生活にゆとりをとり戻す方法」として、「職業上の不安」を述べます。
「社会的損失の不安」とは経済的、社会的にいまの地位を失う不安です。
誰でも、将来に不安はあります。客観化するだけでも、不安から距離はとれます。
これは「職業上の不安」にも通じるものです。
次に「職業上の不安」を述べます。
いま「職業上の不安」はとても多いのです。
これは不景気による、失業の心配が土台にあります。
どうしても、職業上の不安は広まりがちです。
その不安に、多くの人がのみ込まれそうになります。
のみ込まれれば、おぼれます。
自分を見失います。
さらに技術の進歩も、職業上の不安を広めます。
急激な技術進歩の世界を、私たちは生きています。
急激な技術進歩の世界では、自分が学んだことは常に古臭いものになっていくのです。
私たちはそんな技術進歩を、追いかけて生きています。
技術進歩は、新しいもの好きな人により支えられています。
興味によって、支えられています。
興味そのものに、成熟はありません。
若さだけです。
働くことが、成熟と結びついていません。
若さによる興味だけが、暴走します。
働くこと=成熟
働くことが、成熟とイコールであれば理想的です。
しかし現実は
働くこと=興味 であり 働くこと≠成熟 です。
これが逆になればいいのです。
それは 働くこと=成熟 です。
ただし現実は、逆方向であることが多いのです。
それが困難を強めます。
ところが人のこころの発達は、成熟に向かいます。
発達にも、見放されていると言えます。
次回に、さらに述べます。
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