神経症の強迫行為のない強迫観念を解決する10の認知療法136

counselor

2008年06月24日 13:11

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今日も、神経症の「強迫行為のない強迫観念」を解決する10種類の認知療法について述べます。

今日も、神経症の「強迫行為のない強迫観念」を解決する10種類の認知療法の第七の方法を述べます。その第七の方法は、「不安を客観化するための道を通る」です。この道は、四つの道からなります。

その第二の道は、「自分が心配していることが、現実に起きる確率を考える道」です。
ある人はスーパーに食品を買いに行きレジに並んでいるときに、隣に並んでいる人の液体洗剤のフタが開いて、自分の買った食品にこぼれたかもしれないと心配しました。このケースでは、隣に並んでいる人の液体洗剤のフタが開く確率。自分の買った食品に、こぼれる確率。食品にこぼれていたら、それを発見する確率。この三つの確率が問題になります

先ず隣に並んでいる人の、液体洗剤のフタが開く確率から考えてみます。
この人は液体洗剤が商品の棚に並べられているときに、ふとしたことで落ちてフタが開いたか、開き易くなったと考えました。
しかし棚から落ちたぐらいでフタが開いたり、開き易くなることもありえません。
またそうなっていたらスーパーの従業員か、本人も気付くはずです。

次回に、さらに述べます。

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