強迫的行為のない強迫観念の解決方法 19
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今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。
ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないと考え、さらに本屋に行くと万引きをするかもしれないというマイナスの考え方に引きずられて生活の幅を狭めていき、それに対する認知行動療法は不安の程度の弱い万引きの心配からスタートしました。
そこで大型書店に行き人のあまりいないコーナーで、2分間ごとに別の本に立ち読みする本を変更します。
そうやってマイナスの学習の解除ができたら、普通に人のいるコーナーに行きます。
このようにして不安の程度の弱いものから強いものにアップさせて、不安に対する耐性を身に付けていくのです。
認知行動療法の立場から述べれば、神経症は不安に対する耐性がないために起きていると考えます。
そしてそれを、再学習を通して身に付けていくのです。
次回に、さらに述べます。
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