強迫的行為のない強迫観念の解決方法 34
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングも行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。
℡03-5888-7354です。
今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。
ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないと考え、さらに本屋に行くと万引きをするかもしれないというマイナスの考え方に引きずられていき、それに対する認知行動療法は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決に進みました。
電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決には、イメージを用いました。先ず心身をリラックスさせる練習を行い、それを基礎にイメージを用いて困っていることを解決するのです。
その心身をリラックスさせる練習の最初は準備段階であり、こころの中で「気持ちは落ち着いている」と繰り返します。次は「気持ちはおちついている」の練習に、続けてすぐ次の重感の練習を行います。
そのときに大切なことは、さりげなく注意をむける受動的な注意集中が大切です。これが修得されれば、不安感は改善します。神経症の人は、この受動的な注意集中のできない人が多いのです。
次回に、さらに述べます。
関連記事