強迫的行為のない強迫観念の解決方法 157
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今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。
ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決とともに、現実の生活もゆったりしたものになりました。あとは心身をリラックスさせる練習を、精神分析療法の自由連想法のように用いました。
その中で、この人は「小学生の時、電器店の人から怒られた」エピソードを語り、その体験を身体では「胸の重苦さ」と自覚化し、その「胸の重苦しさ」をソフトに感じてイメージを語ってもいましたが、先ず「何で!」という短い言葉、それに続く言葉として「何で!自分だけが怒られる!」という言葉が浮かびました。
そこで「胸の重苦さ」をさらに自覚しながら、カウンセリングを進めました。
そのためには「胸の重苦さ」を、さらにソフトに自覚する必要があります。
このソフトさは、ゆったりとしたこころのみたされた優しい気持ちです。
それこそが、「胸の重苦さ」とその自覚を本当に解放します。
いままでのカウンセリングは、身体的な意識を考慮しないものでした。
それはゆったりとしたこころのみたされた優しい気持ちに導くことは、とても困難でした。
次回に、さらに述べます。
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