強迫的行為のない強迫観念の解決方法 174
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今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。
ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決とともに、現実の生活もゆったりしたものになりました。あとは心身をリラックスさせる練習を、精神分析療法の自由連想法のように用いました。
その中で、この人は「小学生の時、電器店の人から怒られた」エピソードを語り、その体験を身体では「胸の重苦さ」と自覚化し、その「胸の重苦しさ」をソフトに感じてイメージを語ってもいましたが、先ず「何で!」という短い言葉、それに続いて「何で!自分だけが怒られる!」という言葉が浮かびました。
その言葉とともに「胸の重苦さ」をさらにソフトに自覚するとその言葉も、ソフトな自覚化にともない外に出ようとしました。
身体に「胸の重苦さ」としてブロックされていた、そのエネルギーの流れが解放されます。
このような身体エネルギーのブロックの解放を用いるカウンセリングは理知的な傾向に対する疑問からスタートし、その中には関係性を重視する方法もあります。
関係性を重視する方法における関係性とは、カウンセラーの相談者に対する親切な kind な姿勢です。この親切な kind な姿勢で、相談者の悩みごとを改善するのです。
この関係性を重視するカウンセリングは、原則として支持することはありません。
よってさらに正確にいえば、関係性を重視するカウンセリングではカウンセラーの親切な kind な姿勢の下で相談者が自分自身で悩みごとを改善するのです。
次回に、さらに述べます。
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