強迫的行為のない強迫観念の解決方法 184
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今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。
ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決とともに、現実の生活もゆったりしたものになりました。あとは心身をリラックスさせる練習を、精神分析療法の自由連想法のように用いました。
その中で、この人は「小学生の時、電器店の人から怒られた」エピソードを語り、その体験を身体では「胸の重苦さ」と自覚化し、その「胸の重苦しさ」をソフトに感じてイメージを語ってもらいましたが、先ず「何で!」という短い言葉、それに続いて「何で!自分だけが怒られる!」という言葉が浮かびました。
そこでその男性に対してカウンセラーは「『何で!自分だけが怒られる!』という言葉に対して、私はどう答えればあなたは気持がすっきりしますか?」と、尋ねました。
それに対してこの人は、「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、・・・・・・・・・」と答えました。
そこでカウンセラーは「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、・・・・・・・・・」と、素朴にシンプルに返しました。
それに対して、この人は「いいよ、いいよ、いいよ、・・・・・・・・・」と答え返し、「これはフィクションであり、事実ではありません」と、続けました。カウンセラーは、「え!?」と聞き返しました。
そうすると「じょうだん!じょうだん!じょうだん!・・・・・・・・・」と続け、さらに「フィクションであり登場する人物、団体は現実には存在しません」と続けました。カウンセラーは、また「え!?」と聞き返しました。
このような一つのリズムで、進んで行きました。
それはスムーズでした。
次回に、さらに述べます。
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