神経症の改善後のケア 53

counselor

2010年01月07日 14:11

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も、「神経症の改善後のケア」について述べます。

神経症はその改善後に、その効果を持続させる必要があります。そのためには心身をリラックスさせる練習は継続し、さらにストレスが強まりそうなときはそれ練習以外の練習も実施することが大切です。

しかしながら重度の神経症やストレスの多い職場にいる人、少しでも神経症を経験した人は転ばぬ先の杖として、心身をリラックスさせる練習を止めてしてしまった人もコンディションのチェックは必要です。コンディションのチェックとは、体調を自分でチェックして客観化することです。

コンディションのチェックにより、コンディションの後戻りが発見されたら補充練習が必要です。そうすれば、後戻りは防げます。だいたい認知行動療法を行った人10人の中で2~3人ぐらいの人は、補充練習を必要とします。

ただしその補充練習には、それほどの時間と努力は必要ではありません。以前の本格的な練習がマスターされていれば、それほどの負担にはなりません。

次回に、さらに述べます。





関連記事