強迫性障害に類似する障害の自己解決法 253
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今日も、「強迫性障害に類似する障害の自己解決法」を述べます。
今日も、強迫性障害に類似する障害として抜毛症を述べます。
抜毛症も強迫性障害に似ていますが、異なります。
抜毛症も、こころのかゆみに関することです。
そのかゆみを、かかないようにすることが大切です。
抜毛症も、チックの改善に用いた習慣逆転法という方法が適応されます。
その習慣逆転法は5段階からなり、その5段階は意識化練習、拮抗反応の学習、リラックス練習、偶然性の管理、汎化練習です。抜毛症の習慣逆転法も、チックの改善に用いた習慣逆転法も基本的には同じです。
しかし、異なる部分もあります。
抜毛症に対する習慣逆転法を、モデルにより述べます。
モデルは若い女性です。抜毛症は多くの場合、若い女性です。
さらに毛を抜くという行為が、小学生ぐらいからあることも特徴です。
多くの場合、抜毛症を含めたこころの適応障害は成人になって困難として表面化します。
しかし本質的には、癖のようなかたちで小学生ぐらいからあるのです。
この人はいま、常に髪を抜いているのではありません。
自分が怒りと不安におそわれると、髪を抜くのです。
こころの葛藤を処理できないと、髪を抜くのです。
そして髪を抜くと、さらに髪を抜くという葛藤がプラスされます。
このような悪循環が、固定化しているのです。
このような悪循環を直接抜け出すには、習慣逆転法が有効です。
カウンセリングには、多くの方法があります。
しかし悪循環に直接はたらき掛けるのは、習慣逆転法です。
次回に、さらに述べます。
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