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今日も、神経症の人の「思い込み」を述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、身動きできない状態です。
歪んだ思い込みはその人の生活も、奪いさってしまうのです。
よって、マイナスをプラスに変える方法が必要です。
マイナスをプラスに変える考え方を、身につけていきましょう。
それが前向きな解決です。
マイナスをプラスに変える考え方を身につければ、ミスを恐れて何もできない状態から抜け出せます。それは大切です。
これからそのマイナスをプラスに変える考え方を、説明します。
そうすればこころの葛藤は、消えていきます。
マイナスをプラスに変えるには、「ミスの原因そのものの」の考えかたが大切です。それを述べます。
たとえばこの女性は地域の運動会で、転んでしまいました。
そのことを、とても気にしています。
これもこの女性の、人柄が表れています。
単純に考えれば、気にしすぎです。
多くの場合「しょうがないな~~」と、考えます。
それで、終わりです。
ところがこの人はそれを、深刻にとらえすぎるのです。
その結果、外出もできなくなりました。
この人も自分の考えに、拘束されているのです。
運動会で転んでしまった「こと」が、悪いのです。
けっして運動会で転んでしまった「人」は、悪くありません。
それにそんな「こと」で笑う人は、こころない人です。
こころない人のした「こと」も、気にする必要もありません。
このように、した「こと」が悪いのです。
それをした「人」が、悪いと考え苦しみます。
さらに、こうも考えられます。
運動会で転んでしまったとしても、それはこの人のすべてではありません。
小さなミスが、すべてだと思ってしまうのです。
その結果、苦しみます。
このように神経症の人は、ささいなことを大きなことにしてしまうのです。
そのこころのメカニズムは、自己否定によるものです。
結論は、自分のした「こと」が悪いだけです。
そしてそのした「こと」も、すべての中のほんの一部なのです。
そうならば、これからは自分のする「こと」を変えていけばいいのです。
人生は新しい学びの、プロセスとも言えます。
さらにこれを発展させた、マイナスをプラスに変える考え方を述べます。
私達は、ミスは行き止まりだと考えます。しかし、単純にそう言えますか?
「失敗は成功のもと」とも、言えるのです。
失敗から、私達は学べるのです。
そう考えれば、けっしてミスは行き止まりではありません。
逆に、ミスは新しいスタートです。
「失敗は成功のもと」と考えられないから、失敗から学べないのです。
その結果、「失敗」は失敗でしかなくなってしまうのです。
このように「失敗」は失敗でしかないのが、「本当の失敗」です。
「失敗は成功のもと」にするように、考え方を変えることこそが大切です。
さらにこれを発展させた、考え方を述べます。
それは「失敗は新しい挑戦の場」です。
こう考えれば、失敗もフレッシュな体験になります。
これはとても、大切です。
このことは、子供の水泳の練習によく当てはまります。
泳げないと、すぐにあきらめてしまう子供もいます。逆の子供もいます。
後者の泳げなくてもすぐにはあきらめない子供は、挑戦的な子供です。
何事にも、意欲的にチャレンジします。
意欲的にチャレンジするがゆえに、泳げるようになります。
この成功体験により、より意欲的にチャレンジするようになります。
逆に泳げないと、すぐにあきらめてしまう子供は何事にも消極的です。
この消極さが、悪循環をさらに強めます。
すぐにはあきらめない子供は、何事にもくじけないねばり強さを持っています。
人生の困難に、打ち負かされなくなります。
このような視点から、考えることはとても大切です。
そうすれば、「失敗は新しい挑戦の場」に変わるのです。
それをさらに深めると、「もっと頑張ろう!」という発想も出てきます。
失敗したら、「もっと頑張ろう!」でいいのです。
これは失敗の原因を、自分の能力に帰属させない方法です。
そしてそれは、とても前向きなものです。
逆に失敗の原因を、自分の能力に帰属させる人もいます。
これは、とても後ろ向きなものです。
後者の失敗の原因を、自分の能力に帰属させる人はチャレンジ精神も失います。
これからどんなに努力しても、自分の能力ゆえにだめだと考えがちです。
無力感に支配されて、悪循環から抜け出せなくしてしまうのです。
その原因は、失敗の原因を自分の能力に帰属させたことによります。
よって失敗の原因を自分の能力に帰属させないで、努力に帰属させるべきなのです。
これこそが、前向きな解決です。
次回に、さらに述べます。