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2009年10月09日

強迫的行為のない強迫観念の解決方法 201

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。

ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決とともに、現実の生活もゆったりしたものになりました。あとは心身をリラックスさせる練習を、精神分析療法の自由連想法のように用いました。

その中で、この人は「小学生の時、電器店の人から怒られた」エピソードを語り、その体験を身体では「胸の重苦さ」と自覚化し、その「胸の重苦しさ」をソフトに感じてイメージを語ってもらいました。

そのイメージは、一つのリズムでスムーズに進みました。
「胸の重苦さ」から解放されるというベクトルと、おおらかな気持ちが育まれるというベクトルの相互関係により、カウンセリングは深まっていきました。

やがてこの人は「もう、何でもいい!」、「もう、何でもいい!」、「もう、何でもいい!」・・・・・・・・・と繰り返し、「何とかなるさ!!!」と大きな声を出し、そのあとにゆったりした気持ちに包まれました。

これはヤノフの、絶叫療法にも通じるものです。その絶叫療法では、自分自身のこころの歪みの起きた状況になりきり絶叫し、次のステップのグループ療法では、今までずっと抑圧していた「うらみ、つらみ」を絶叫します。

人の前にでることを恐れて抑圧していた「うらみ、つらみ」も、人の前で出してしまえば何でもないものです。グループ療法はグループの力を、利用するカウンセリングです。

なお現在の新しいカウンセリングには、グループ療法が取り入れられていることがとても多いのです。これは新しいカウンセリングは、ヤノフの絶叫療法のような体験的な方法が多いことによります。体験的な方法は、グループで行ったほうが効果的だからです。

次回に、さらに述べます。
  

Posted by counselor at 13:14Comments(0)カウンセリング