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2010年05月30日

強迫性障害に類似する障害の自己解決法 131

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も、「強迫性障害に類似する障害の自己解決法」を述べます。

今日も、強迫性障害に類似する障害として抜毛症を述べます。
抜毛症も強迫性障害に似ていますが、異なります。

抜毛症も、こころのかゆみに関することです。
そのかゆみを、かかないようにすることが大切です。

抜毛症も、チックの改善に用いた習慣逆転法という方法が適応されます。
その習慣逆転法は5段階からなり、その5段階は意識化練習、拮抗反応の学習、リラックス練習、偶然性の管理、汎化練習です。抜毛症の習慣逆転法も、チックの改善に用いた習慣逆転法も基本的には同じです。

やはり異なる部分もあります。抜毛症に対する、習慣逆転法を述べます。
先ず意識化練習から、述べます。意識化練習には、メモ帳が必要です。

そのメモ帳を、常に携帯してください。
そして毛を抜いたら、「いつ、どこで、どうやって、どのような気持ちで毛を抜いた」を記録するのです。
毛を抜いたら、すぐメモするのです。その瞬間に、メモするのです。このようにメモするだけでも、抜毛症に対して大きな効果があります。今までは無自覚に毛を抜いていましたが、それが自覚されるだけでも毛を抜くことに変化は起きます。

抜毛症の人は、毛を抜くことが習慣化されています。
すでに毛を抜くことは習慣になっていて、意識しなければ逆転されません。
メモするときに、ふと我にかえります。これは、メモすることにより毛を抜くことを意識化させるのです。

大切なことは毛を抜こうとして手が動いたら、そのことにすぐ気付くことが大切です。
なおその手を動かそうとした状況も、とても大切です。多くの場合、抜毛症の人が毛を抜くことは習慣化されています。かつその習慣は、状況と結びついています。

その状況も多くの場合、2~3場面です。
ある人はラジオで音楽を聴くときにのみ、毛を抜こうとして手が動きました。
アナンサーが話しているときには、まったく手は動きませんでした。

その理由を追求しないで、その事実のみをメモしてください。
こころの内的な追求をしないで、事実にそって進むことが大切です。

このように毛を抜こうとして手が動くのは、アナンサーが話しているときではなく、「音楽を聴くときのみ」であるというように正確にメモしてください。

なお中学生で宿題をやっていると、毛を抜こうとして手が動きだす人もいます。この場合も、数学の宿題のみ毛を抜こうとして手が動きだす人もいます。この場合も同様に、「数学の宿題のみ」であるというように正確にメモしてください。

次回に、さらに述べます。  

Posted by counselor at 16:51Comments(0)カウンセリング