2012年11月01日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 202
明けましておめでとうございます。
本年も、このブログを宜しくお願いいたします。
なお当相談室は、お正月も相談を行っております。
特に受験生の方で、相談を希望される方はご連絡ください。
誠実に、アドバイスします!
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のうように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに、述べます。
本年も、このブログを宜しくお願いいたします。
なお当相談室は、お正月も相談を行っております。
特に受験生の方で、相談を希望される方はご連絡ください。
誠実に、アドバイスします!
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のうように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに、述べます。
2012年11月02日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 203
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のうように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のうように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
さらに、述べます。
2012年11月03日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 204
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、述べます。
2012年11月04日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 205
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
さらに、述べます。
2012年11月05日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 206
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
さらに、述べます。
2012年11月06日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 207
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
さらに、述べます。
2012年11月07日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 208
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに、述べます。
2012年11月08日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 209
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
さらに、述べます。
2012年11月09日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 210
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
さらに、述べます。
2012年11月10日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 211
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
さらに、述べます。
2012年11月11日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 212
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
さらに、述べます。
2012年11月12日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 213
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
さらに、述べます。
2012年11月13日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 214
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
さらに、述べます。
2012年11月14日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 215
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
この人の場合は、母親の言葉により、自分の自然な感情も押し殺してしまったのは過去です。
その結果、自分の自然な感情もないことに今なって苦しんでいます。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
この人の場合は、母親の言葉により、自分の自然な感情も押し殺してしまったのは過去です。
その結果、自分の自然な感情もないことに今なって苦しんでいます。
さらに、述べます。
2012年11月15日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 216
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
この人の場合は、母親の言葉により、自分の自然な感情も押し殺してしまったのは過去です。
その結果、自分の自然な感情もないことに今なって苦しんでいます。
自分の自然な感情もない今を変えれば、自分の自然な感情も押し殺してしまった過去も、変わるのです。今を変えれば、過去も変わります。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
この人の場合は、母親の言葉により、自分の自然な感情も押し殺してしまったのは過去です。
その結果、自分の自然な感情もないことに今なって苦しんでいます。
自分の自然な感情もない今を変えれば、自分の自然な感情も押し殺してしまった過去も、変わるのです。今を変えれば、過去も変わります。
さらに、述べます。
2012年11月16日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 217
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
この人の場合は、母親の言葉により、自分の自然な感情も押し殺してしまったのは過去です。
その結果、自分の自然な感情もないことに今なって苦しんでいます。
自分の自然な感情もない今を変えれば、自分の自然な感情も押し殺してしまった過去も、変わるのです。今を変えれば、過去も変わります。
そう考えると精神分析療法のように、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
この人の場合は、母親の言葉により、自分の自然な感情も押し殺してしまったのは過去です。
その結果、自分の自然な感情もないことに今なって苦しんでいます。
自分の自然な感情もない今を変えれば、自分の自然な感情も押し殺してしまった過去も、変わるのです。今を変えれば、過去も変わります。
そう考えると精神分析療法のように、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。
さらに、述べます。
2012年11月17日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 218
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
この人の場合は、母親の言葉により、自分の自然な感情も押し殺してしまったのは過去です。
その結果、自分の自然な感情もないことに今なって苦しんでいます。
自分の自然な感情もない今を変えれば、自分の自然な感情も押し殺してしまった過去も、変わるのです。今を変えれば、過去も変わります。
そう考えると精神分析療法のように、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。
すなわちstrong>今を変えれば、それだけでいいのです。
そのときにおのずから過去も、変わっています。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
さらに現実は、多様性を持っています。
神経症的な人は、多様性を受け入れられないのです。
これから多様性を受け入れられない神経症的な人の改善について、述べます。
そのように多様性を受け入れられない人は、「論理」のみに軸足を置く人に多いのです。
自分は理性的に考えて、行動しなければならないのです。
それゆえに、「論理」のみに軸足を置くことになります。
何ごともすじが通らなければ、納得できません。
逆に言えば、感情は排除されてしまうのです。
人間には理性も、感情もあります。それは人に目も、耳もあるのと同じです。
目と耳それぞれに機能があるように、理性と感情それぞれに機能があります。
この人の改善には感情を排除することなく、受け入れていく必要があります。
そのために認知療法に、精神分析療法的な考え方を取り入れることが必要です。
精神分析療法的な考え方とは、こころの発達論的な考え方です。
この人の場合は、こころの成長の中で感情を排除することの起きた理由から考えます。
そうすると、一つの事実にたどり着きました。
この人の妹と、母親をはさんだ、関係性です。
この人には、二つ下の妹がいます。
両親が共稼ぎのこともあり、母親はこの人に妹の面倒を見させました。
その結果、この人は妹の小さなお母さんになってしまいました。
妹おもいの、とても良いお姉さんです。
ところがその妹おもいの良いお姉さんは、必要以上に感情を排除した結果です。
本当の意味では、無理強いしたお姉さんだったのです。
この人の母親は、「妹の面倒を、みなさい!」
「そうしないと、みんなが困るの!」と、繰り返しました。
この母親の言葉により、この人は自分の自然な感情も押し殺してしまったのです。
その結果、自分の自然な感情もないことになってしまいました。
この人はこころの成長の中で、このようにして感情を排除することになりました。
それが理解されたら、そこが再スタートになります。
そこでカウンセラーは、その人の感情を排除した体験を聴いていきました。
そうすると、小学校2年生の時の出来事に至ったのです。
この人の母親は、厳しくしかる母親でした。
小学校2年生の時に、しかられた出来事を思い出しました。
その時に「妹の面倒を、みない」と言って、厳しくしかられました。
これこそが、解決の足がかりになりました。
カウンセリングでは、先ずこのようにその人の記憶をたぐり寄せます。
そしてその不合理さに、気付かせます。
その気付きのために、質問をするのです。
その質問は、立場を入れかえた質問です。
「いまあなたに小学校2年生の、娘さんがいるとします。」
ここから質問は、スタートします。
「その娘さんが、妹の面倒をみなくて、厳しくしかりますか?」
このような、立場を入れかえた質問からスタートします。
立場を入れかえることにより、事実を客観化できるのです。
多くの神経症、ノイローゼの人は主観による思い込みに苦しめられています。
その立場を入れかえた質問に対する答えは、次のようでした。
「母のように、厳しくしかりません。」
この返事により、この人は気付きました。
自分は今まで、理不尽なことに苦しんでいたのだ。
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「お母さんのように、厳しくしかりたくないのですね。」
この質問に、次のように答えました。
「はい、厳しくしかりたくありません。」
さらに前向きに歩むために、次の質問をしました。
「あなただったらその時、どうしますか?」
この質問に、次のように答えました。
「子供の気持ちを、分かってあげたいですね。」
さらに、次のように続けました。
「気持ちを、分かち合いたいです。いつくしみ合いたいですね・・・」
この言葉を土台に、カウンセリングの方向を変えました。
この人のこころの中に、方向は向かいました。
次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはお母さんから厳しくしかられたことに、『いま』苦しんでいますね。」
そして自分が母親だったら、「子供の気持ちを、分かってあげたい」のですね。
ここからが、大切です。
さらに次の言葉を、カウンセラーは投げかけました。
「あなたはいま自分の気持ちを、分かってあげたらいいのではないでしょうか?」
この言葉に、この人は首をかしげました。
カウンセリングの場合、カウンセリング独特の表現をしがちで分かりにくいのです。
この「自分の『分かってあげたらいい』という気持ち」を、いま認めれば良いのです。
すなわち自分で自分を、いま認めれば良いのです。
この人は、いま自分で自分を認められないのです。
その結果、いま苦しんでいます。
過去の出来事に苦しんでいる人にとって、とても大切なことはあります。
それは今が変われば、過去の意味が変わると言うことです。
過去は、今という時に凝集されています。
今の自分の考えや行いは、過去の凝集されたものです。
この人の場合は、母親の言葉により、自分の自然な感情も押し殺してしまったのは過去です。
その結果、自分の自然な感情もないことに今なって苦しんでいます。
自分の自然な感情もない今を変えれば、自分の自然な感情も押し殺してしまった過去も、変わるのです。今を変えれば、過去も変わります。
そう考えると精神分析療法のように、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。
すなわちstrong>今を変えれば、それだけでいいのです。
そのときにおのずから過去も、変わっています。
さらに、述べます。
2012年11月18日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 219
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
さらに、述べます。
2012年11月19日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 220
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
さらに、述べます。
2012年11月20日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 221
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
さらに、述べます。
2012年11月21日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 222
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
さらに、述べます。
2012年11月22日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 223
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
さらに、述べます。
2012年11月23日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 224
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
さらに、述べます。
2012年11月24日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 225
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
さらに、述べます。
2012年11月25日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 226
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
さらに、述べます。
2012年11月26日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 227
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今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
さらに、述べます。
2012年11月27日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 228
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
そしてかつできるだけ一日、3回ぐらい聴けば理想的です。
この方法は、心配に慣れる方法です。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
そしてかつできるだけ一日、3回ぐらい聴けば理想的です。
この方法は、心配に慣れる方法です。
さらに、述べます。
2012年11月28日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 229
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
そしてかつできるだけ一日、3回ぐらい聴けば理想的です。
この方法は、心配に慣れる方法です。
何ごとも慣れれば、それほど不快感はなくなります。
地下鉄に乗ると、最初はその音に不快感を感じます。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
そしてかつできるだけ一日、3回ぐらい聴けば理想的です。
この方法は、心配に慣れる方法です。
何ごとも慣れれば、それほど不快感はなくなります。
地下鉄に乗ると、最初はその音に不快感を感じます。
さらに、述べます。
2012年11月29日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 230
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
そしてかつできるだけ一日、3回ぐらい聴けば理想的です。
この方法は、心配に慣れる方法です。
何ごとも慣れれば、それほど不快感はなくなります。
地下鉄に乗ると、最初はその音に不快感を感じます。
しかし音に慣れれば、不快感も減り消えます。
それと同じです。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
そしてかつできるだけ一日、3回ぐらい聴けば理想的です。
この方法は、心配に慣れる方法です。
何ごとも慣れれば、それほど不快感はなくなります。
地下鉄に乗ると、最初はその音に不快感を感じます。
しかし音に慣れれば、不快感も減り消えます。
それと同じです。
さらに、述べます。
2012年11月30日
歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 231
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
そしてかつできるだけ一日、3回ぐらい聴けば理想的です。
この方法は、心配に慣れる方法です。
何ごとも慣れれば、それほど不快感はなくなります。
地下鉄に乗ると、最初はその音に不快感を感じます。
しかし音に慣れれば、不快感も減り消えます。
それと同じです。
不安や心配も慣れれば、不快感も減り消えます。
原理は同じです。
さらに、述べます。
今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。
神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしているのです。
認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。
向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。
神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。
神経症の本当の解決は直接、不安や恐怖に向かい合うことです。
そうやって不安や恐怖を実感して、本来その不安や恐怖はそれほど心配することではないということに気付くことです。
そのためには、あえて過去に戻る必要もありません。
今だけを、あつかえば良いのです。今を変えれば、過去も、変わっています。
そのために認知から入る方法を、述べました。
これからは行動から、入る方法を述べます。
多くの不安や恐怖は、イメージの中にあります。
そしてそれは記憶によるものが、将来にうつし出されたものです。
エレベーターに乗って、パニック状態になる人がいます。
その人は多くの場合、エレベーターでパニック状態を体験しています。
そのパニックのイメージが、記憶にとどまっています。
かつそれを常に思い出し、心配しています。
この思い出すことそのことが、パニックのリハーサルなのです。
リハーサルは不安と、その心配を固定化します。
その固定化された不安と、心配はさらに大きなものになっています。
悪循環のスタートにあたる、リハーサルをやめることが必要です。
逆にパニックのイメージを、常に思い出して心配している人には次の方法が有効です。
それは録音法です。
先ず紙に心配事に関する「最悪のストーリー」を自分で考えて、書いてください。
そのときに、できるだけ内容は悪く書いてください。
次にその「最悪のストーリー」を、録音します。
「最悪のストーリー」を一回、30分ぐらい聴きます。
そしてかつできるだけ一日、3回ぐらい聴けば理想的です。
この方法は、心配に慣れる方法です。
何ごとも慣れれば、それほど不快感はなくなります。
地下鉄に乗ると、最初はその音に不快感を感じます。
しかし音に慣れれば、不快感も減り消えます。
それと同じです。
不安や心配も慣れれば、不快感も減り消えます。
原理は同じです。
さらに、述べます。