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2012年04月29日

歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法 16

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今日も歪んだ神経症の「思い込み」をいかす方法について、述べます。

神経症の人は歪んだ思い込みに支配され、不安で身動きできない状態です。ただし不安になっているときは、歪んだ思い込みによる心配そのものはある程度ストップもしています。

不安は心配そのものを、ある程度ストップさせる効果もあるのです。
神経症の人は、ものごとを考えがちです。その結果、心配であり不安な状態になるのです。
その考えそのものを、ある程度ストップさせるのが心配であり不安です。

正確に言えば心配や不安の持つ、言いしれぬムードです。
その言いしれぬムードは、さらに神経症の人を現実に直面させなくもしているのです。

それに対して周囲の人は、「考えすぎだ!」と繰り返しがちです。
その結果、心配や不安の言いしれぬムードはさらに増大します。

このような心配や不安の言いしれぬムードは、身体にでます。
具体的には心臓のドキドキ感、喉に何かつかえた感じです。
最も新しいカウンセリングであるハコミ療法や、フォーカシングはこの感覚にアプローチします。

その身体感覚から、神経症からの解放を目指す方法です。
そこにハコミ療法や、フォーカシングの新しさがあります。
この人に対しても周囲の人が「考えすぎだ!」と繰り返すことなく、身体感覚にもとづいたアドバイスが必要だったのです。

認知行動療法では心配や不安に実際に、向き合うのです。
心配や不安の言いしれぬムードが増大しても、向き合うのです。これがポイントです。

向き合うと、一つの大きな事実に気付きます。
それは「心配していたほどのことはない」という、気付きです。

神経症の人の「思い込み」は、大きく歪んだものです。
現実にそれに向き合うと、「心配していたほどのことはない」ということの気付きます。

次に歪んだ神経症の「思い込み」から逃げないで、行動するのです。
パニックを恐れて電車に乗れない人は、電車に乗ります。

不潔感に苦しむ人も手を洗うことは、普通に一回ですまします。
このように歪んだ神経症の「思い込み」から逃げないで、普通に行動するのです。

いかし多くの場合、歪んだ「思い込み」に支配されて逃げがちです。
パニックを恐れて電車に乗れませんし、手を洗うことも普通に一回ですみません。

そのために、いろいろな工夫が必要です。
パニックを恐れて電車に乗れない人は各駅停車から、電車に乗るようにします。

それもできない人は、パニックになったときにそれを補助する人と電車に乗ります。
このような工夫が必要です。

手を洗うことを普通に一回ですませられない人も、次のように工夫します。
それは水道のじゃぐちから水を出す時間を、30秒以内に決めるのです。

時計を用いてじゃぐちから水が30秒出たら自分もしくは、家族がじゃぐちを閉めます。
または水を出す時間を調整できるじゃぐちを、利用することもあります。

次回に、さらに述べます。


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