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2009年09月26日

強迫的行為のない強迫観念の解決方法 188

お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。

今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。

ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決とともに、現実の生活もゆったりしたものになりました。あとは心身をリラックスさせる練習を、精神分析療法の自由連想法のように用いました。

その中で、この人は「小学生の時、電器店の人から怒られた」エピソードを語り、その体験を身体では「胸の重苦さ」と自覚化し、その「胸の重苦しさ」をソフトに感じてイメージを語ってもらいましたが、先ず「何で!」という短い言葉、それに続いて「何で!自分だけが怒られる!」という言葉が浮かびました。

そこでその男性に対してカウンセラーは「『何で!自分だけが怒られる!』という言葉に対して、私はどう答えればあなたの気持はすっきりしますか?」と、尋ねました。

それに対してこの人は、「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、・・・・・・・・・」と答えました。そこでカウンセラーは「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、・・・・・・・・・」と、素朴にシンプルに返しました。それに対して、この人は「いいよ、いいよ、いいよ、・・・・・・・・・」と答え返し、「これはフィクションであり、事実ではありません」と、続けました。カウンセラーは「え!?」と聞き返しました。

そうすると「じょうだん!じょうだん!じょうだん!・・・・・・・・・」と続け、さらに「フィクションであり登場する人物、団体は現実には存在しません」と続けました。カウンセラーは、また「え!?」と聞き返しました。このように一つのリズムで、スムーズに進みました。

カウンセリングはゆったりした、おおらかな気持ちを育むものです。それが育まれれば、「胸の重苦さ」からも解放されます。その視点から述べれば、会話は補助的なものです。

ここにカウンセラーと相談者の、関係性の重要性があります。
その関係性こそが、おおらかな気持ちを育むのです。

次回に、さらに述べます。



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