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2007年04月27日

神経症に対する認知行動療法の本質 14

私たちは神経症の強迫行為、思考、感情、強迫観念の中で、強迫行為のみを直接コントロールできますし、その強迫行為をコントロールできるようになると思考、感情、それにともなう強迫観念も減少します。

ただし強迫行為をストップした初期の段階では、一時的に強迫観念は増加します。
いままでは強迫行為は不安からの逃げ道であり、かつ強迫観念の逃げ道でした。その強迫行為をストップすれば、強迫観念は一時的には増加します。

認知行動療法を始めても、この初期の強迫観念の増加によって認知行動療法そのものをストップしてしまう人は現実に多いのです。とても残念なことです。皆さんは、強い意志を持って認知行動療法を続けてください。

次回に、さらに述べます。


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