2009年08月24日
強迫的行為のない強迫観念の解決方法 155
お知らせ 東日本大震災の被災者及びご家族、お知り合いに被災者のいらっしゃる方のためにボランティアによる無料の電話によるこころのカウンセリングを行っております。24時間受け付けております。ご利用ください。℡03-5888-7354です。
今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。
ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決とともに、現実の生活もゆったりしたものになりました。あとは心身をリラックスさせる練習を、精神分析療法の自由連想法のように用いました。
その中で、この人は「小学生の時、電器店の人から怒られた」エピソードを語り、その体験を身体では「胸の重苦さ」と自覚化し、その「胸の重苦しさ」をソフトに感じてイメージを語ってもいましたが、先ず「何で!」という短い言葉、それに続く言葉として「何で!自分だけが怒られる!」という言葉が浮かびました。
この人はこころの中で、「何で!自分だけが怒られる!」ということを今まで抱えていて、それが「胸の重苦さ」と自覚化されました。いままでそれは、電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配というかたちに、歪められていただけではなく本人のすべての考え、行動に現れました。
これからはその「胸の重苦さ」からの支配を抜け出して、主体的な生き方を確立する段階に入ったといえます。身体的な意識を排除しないで、しっかりと自覚化してカウンセリングを進めることは大切です。
次回に、さらに述べます。
今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。
ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決とともに、現実の生活もゆったりしたものになりました。あとは心身をリラックスさせる練習を、精神分析療法の自由連想法のように用いました。
その中で、この人は「小学生の時、電器店の人から怒られた」エピソードを語り、その体験を身体では「胸の重苦さ」と自覚化し、その「胸の重苦しさ」をソフトに感じてイメージを語ってもいましたが、先ず「何で!」という短い言葉、それに続く言葉として「何で!自分だけが怒られる!」という言葉が浮かびました。
この人はこころの中で、「何で!自分だけが怒られる!」ということを今まで抱えていて、それが「胸の重苦さ」と自覚化されました。いままでそれは、電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配というかたちに、歪められていただけではなく本人のすべての考え、行動に現れました。
これからはその「胸の重苦さ」からの支配を抜け出して、主体的な生き方を確立する段階に入ったといえます。身体的な意識を排除しないで、しっかりと自覚化してカウンセリングを進めることは大切です。
次回に、さらに述べます。
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Posted by counselor at 13:29│Comments(0)
│カウンセリング
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