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2009年09月05日

強迫的行為のない強迫観念の解決方法 167

今日も、強迫的行為のない強迫観念の解決方法を述べます。

ある人は電車に乗ると痴漢をするかもしれないという心配の解決とともに、現実の生活もゆったりしたものになりました。あとは心身をリラックスさせる練習を、精神分析療法の自由連想法のように用いました。

その中で、この人は「小学生の時、電器店の人から怒られた」エピソードを語り、その体験を身体では「胸の重苦さ」と自覚化し、その「胸の重苦しさ」をソフトに感じてイメージを語ってもいましたが、先ず「何で!」という短い言葉、それに続いて「何で!自分だけが怒られる!」という言葉が浮かびました。

その言葉とともに「胸の重苦さ」をさらにソフトに自覚するとその言葉も、ソフトな自覚化にともない外に出ようとしました。
この人はむかしのことが身体に「胸の重苦さ」として、エネルギーの流れはブロックされていました。
それを解放します。

このように身体エネルギーのブロックの解放を用いるカウンセリングでは、心配や不安に対して距離はありません。
私たちには心配や不安に対して距離がとれるものはよくて、逆はわるいという思い込みがあります。

これが言葉によるカウンセリングを支えてもいますし、説得力もあります。
理知的な傾向は、ここから導きだされます。

次回に、さらに述べます。



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