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2010年02月28日

強迫性障害に類似する障害の自己解決法 46

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今日も、「強迫性障害に類似する障害の自己解決法」を述べます。

今日も、強迫性障害に類似する障害の自己解決法としてチックについて述べます。
チックの改善には、習慣逆転法という方法が適応されます。
この習慣逆転法は5段階からなり、その5段階は意識化練習、拮抗反応の学習、リラックス練習、偶然性の管理、汎化練習です。

習慣逆転法の第1段階である意識化練習は自分がチックで困っていることを行ったら、それをメモして記録します。それは、次のようになります。

チックの癖のような動作に気付く→すばやくメモする

このようにしてチックしてその次に、「拮抗反応の学習」を行います。なおこの「拮抗反応の学習」こそが、チック改善のポイントです。

その『拮抗反応』とは、チックの症状に対してそれを妨げる行動です。その行動により、チックをストップするようにします。

その『拮抗反応』は、チックの症状それぞれにより異なります。
たとえば突然、大きな声を出してしまうチックの人であれば、鼻によるゆっくりした腹式呼吸が有効です。

横をチラチラと見ないといられない、チックの人もいます。
その解決法は5秒間ぐらいの割合で下を見て、同時に1回ぐらい軽いまばたきをすれば改善します。

このような『拮抗反応』によりチックの症状は、ストップできるようになります。
しかしながらチックのこころのかゆみは感じますので、さらにリラックス練習によりこころのかゆみそのものを軽くしなければいけません。

『拮抗反応』はチックの症状そのものにはたらき掛け、リラックス練習はこころのかゆみそのものにはたらき掛けます。そのリラックス練習は、筋弛緩法と腹式呼吸が有効です。先ず筋弛緩法から述べます。

その筋弛緩法は先ず右手に強く力を入れて、右手に握りこぶしをつくります。

そうすると右手、右腕に力が入ります。
その感覚に、注意を向けてください。緊張に、注意を向けてください。
そして心の中で10数え、数え終わったらパット力を抜いてそのときの感覚をよくあじわってください。
それをもう一度、行ってください。パット力を抜くときは、消極的に力を抜くことが大切です。
最終的にリラックスを全身に、拡大すればいいのです。

次は同じように、左手に強く力を入れて左手に握りこぶしをつります。
同じく心の中で10数え、数え終わったらパット力を抜いてそのときの感覚をよくあじわってください。それをもう一度、行ってください。

これで両手、腕は終了です。次は肩のリラックスを行います。
次回に、さらに述べます。


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この記事へのコメント
昨日メールで強迫性障害を相談させていただいたものです。家で治療するにはどのようにしたらいいですか?このままだと仕事に支障が出て生活が出来なくなってしまいます。あと何が原因ですか?
Posted by 吉田明日香 at 2010年03月10日 10:12
昨日は、メールありがとうございました。あなたが自己解決するためにはメールでアドバイスした方法と、次の方法を行ってください。
吉田さんは、心身が必要以上に緊張しています。それが改善すれば、お困りのことも改善します。よって先ず心身をリラックスさせる必要があります。その方法は、心身をリラックスさせ必要以上の緊張を心身から解放するものです。以下に、その練習を述べます。
この方法は全部で、七段階あります。今日はその練習の準備段階の、アドバイスを行います。心身をリラックスさせる方法はゆったり座れる椅子に座るのか、畳に枕をして寝る姿勢で行います。その姿勢で、目をつぶってください。全身から必要以上の力を抜いて、リラックスしてください。気持ちを落ち着けるために「気持ちは落ち着いている」と、こころの中で三回ぐらい繰り返してください。以上が、心身をリラックスさせる方法の準備段階です。
なおこの練習はできるだけ三食後と、睡眠前に行ってください。そのときが、練習効果が高いのです。よかったら練習経過を、お知らせください。頑張りましょう!
Posted by counseling at 2010年03月10日 11:28
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