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2010年06月16日

強迫性障害に類似する障害の自己解決法 148

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今日も、「強迫性障害に類似する障害の自己解決法」を述べます。

今日も、強迫性障害に類似する障害として抜毛症を述べます。
抜毛症も強迫性障害に似ていますが、異なります。

抜毛症も、こころのかゆみに関することです。
そのかゆみを、かかないようにすることが大切です。

抜毛症も、チックの改善に用いた習慣逆転法という方法が適応されます。
その習慣逆転法は5段階からなり、その5段階は意識化練習、拮抗反応の学習、リラックス練習、偶然性の管理、汎化練習です。抜毛症の習慣逆転法も、チックの改善に用いた習慣逆転法も基本的には同じです。

やはり異なる部分もあります。抜毛症に対する、習慣逆転法を述べます。
先ず意識化練習から、述べます。意識化練習には、メモ帳が必要です。

そのメモ帳を、常に携帯してください。
そして毛を抜いたら、「いつ、どこで、どうやって、どのような気持ちで毛を抜いた」を記録するのです。

メモするときに、ふと我にかえります。これは、メモすることにより毛を抜くことを意識化させるのです。それだけでも無意識的な行動は、気がかりな習慣に変わっています。これが意識化練習です。

この意識化練習の次に、拮抗反応の学習を行ってください。それは毛を抜くという習慣的行動に対して、拮抗する行動を学習することです。

毛を抜くという習慣的行動には、一定の筋肉とその動きが関係しています。それに対して拮抗的に反応すれば、習慣的行動もストップするのです。

たとえば習慣的行動が、手のひらを上に向ける行動の人がいたとします。それに対する拮抗的反応は、逆に手のひらを下に向けるのです。手のひらを上に向けるという習慣的行動には、一定の筋肉とその動きが関係しています。それに対して拮抗的に反応すれば、自然に習慣的行動もストップするのです。

その拮抗的な反応を2分間保ち続けることにより、拮抗的反応は学習されます。
前述の習慣的行動が手のひらを上に向ける行動の人は、逆に手のひらを下に向けるのです。
そしてその手のひらを下に向けることを、2分間保ち続けます。それは、次のように表せます。

習慣的行動が手のひらを上に向ける:逆に手のひらを下に向ける→その姿勢を、2分間保ち続ける

次回に、さらに述べます。


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