2011年01月09日
身体に対する必要以上の心配 37
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今日も、強迫性障害に類似する障害として「身体に対する必要以上の心配」を述べます。
身体に対する必要以上の心配は、3種類あります。
それは「醜形障害」、「排便、排尿の障害」、「健康に対する必要以上の心配」です。
先ず「醜形障害」から、述べます。
「醜形障害」とは、読んで字のごとしです。
「醜い形を『恐れる』障害」です。
誰でも自分の目をよく見れば目がつりあがっているか、逆にたれているかもしれないとは思います。
作家の遠藤周作は「ヨーロッパ人は、日本人は目がつりあがっている」という印象を持っているから、「たれ目の欽ちゃんには、ヨーロッパでコントをしてもらいたい」と書いていました。
この「醜形障害」は、その性格じょう女性に多いのです。
女性の方が、容姿を気にしているからです。
本質的には自分の中の必要以上の容姿に対するこだわりが、何かの切っ掛けで「醜形障害」としてスタートします。この「醜形障害」は、強迫性障害に類似しています。
「醜形障害」と、強迫性障害の中の「強迫行為をともなわないもの」に類似しています。
「醜形障害」の人は、鏡を見がちですが、強迫行為ではありません。
どちらも強迫的な観念を、持っています。
しかし「醜形障害」の人は、けっして破壊的であったり暴力的な強迫的な観念は持ちません。
ただただ、容姿を気にします。そして不安になります。
容姿に対する不完全さに、とらわれているのです。
「醜形障害」に対して、認知行動療法は有力な方法です。
認知行動療法により「醜形障害」は、3種類の方法で改善を進めます。
先ず不合理な現実認知、現実の考え方を解いていくのです。
その人、その人に応じて適切にアドバイスして、思い込みそのものを解いていくのです。
それと同時に、現実の自分自身を客観的に鏡で見る必要もあります。
自分自身を客観的に、鏡で見る練習を行います。
正確には鏡で自分自身を見て、客観的に自己表現する練習です。
具体的には鏡の前に座り、自分を見て客観的にその姿を述べていきます。
たれ目を気にしている人は、常にたれ目にばかり気がいきます。
この練習では、容姿を客観化するのです。
鏡の前に座り、鏡にうつった自分を客観的に述べていきます。
「私の髪は長い」「あごは細長い」
さらに
「耳も長い」そしてたれ目を気にしている人も、目に進みます。
自分の目を、できるだけ客観的に述べるのです。
客観化できれば、それほど苦しみません。
それは「目は外に向かいながら、たれさがっている」という、
表現でもかまいません。
たれ目を気にしている人は、常に目にばかり気がいきます。
容姿全体をイメージできないので、客観化できません。
容姿を客観化して、常に目にばかり気がいかないようにします。
自分の苦しんでいることの本当の姿は、執着なのです。
執着により、苦しんでいるだけです。
最終的には、日常生活でも執着を手放すことも必要です。
容姿に対する執着は、生活を狭めます。
次回に、さらに述べます。
今日も、強迫性障害に類似する障害として「身体に対する必要以上の心配」を述べます。
身体に対する必要以上の心配は、3種類あります。
それは「醜形障害」、「排便、排尿の障害」、「健康に対する必要以上の心配」です。
先ず「醜形障害」から、述べます。
「醜形障害」とは、読んで字のごとしです。
「醜い形を『恐れる』障害」です。
誰でも自分の目をよく見れば目がつりあがっているか、逆にたれているかもしれないとは思います。
作家の遠藤周作は「ヨーロッパ人は、日本人は目がつりあがっている」という印象を持っているから、「たれ目の欽ちゃんには、ヨーロッパでコントをしてもらいたい」と書いていました。
この「醜形障害」は、その性格じょう女性に多いのです。
女性の方が、容姿を気にしているからです。
本質的には自分の中の必要以上の容姿に対するこだわりが、何かの切っ掛けで「醜形障害」としてスタートします。この「醜形障害」は、強迫性障害に類似しています。
「醜形障害」と、強迫性障害の中の「強迫行為をともなわないもの」に類似しています。
「醜形障害」の人は、鏡を見がちですが、強迫行為ではありません。
どちらも強迫的な観念を、持っています。
しかし「醜形障害」の人は、けっして破壊的であったり暴力的な強迫的な観念は持ちません。
ただただ、容姿を気にします。そして不安になります。
容姿に対する不完全さに、とらわれているのです。
「醜形障害」に対して、認知行動療法は有力な方法です。
認知行動療法により「醜形障害」は、3種類の方法で改善を進めます。
先ず不合理な現実認知、現実の考え方を解いていくのです。
その人、その人に応じて適切にアドバイスして、思い込みそのものを解いていくのです。
それと同時に、現実の自分自身を客観的に鏡で見る必要もあります。
自分自身を客観的に、鏡で見る練習を行います。
正確には鏡で自分自身を見て、客観的に自己表現する練習です。
具体的には鏡の前に座り、自分を見て客観的にその姿を述べていきます。
たれ目を気にしている人は、常にたれ目にばかり気がいきます。
この練習では、容姿を客観化するのです。
鏡の前に座り、鏡にうつった自分を客観的に述べていきます。
「私の髪は長い」「あごは細長い」
さらに
「耳も長い」そしてたれ目を気にしている人も、目に進みます。
自分の目を、できるだけ客観的に述べるのです。
客観化できれば、それほど苦しみません。
それは「目は外に向かいながら、たれさがっている」という、
表現でもかまいません。
たれ目を気にしている人は、常に目にばかり気がいきます。
容姿全体をイメージできないので、客観化できません。
容姿を客観化して、常に目にばかり気がいかないようにします。
自分の苦しんでいることの本当の姿は、執着なのです。
執着により、苦しんでいるだけです。
最終的には、日常生活でも執着を手放すことも必要です。
容姿に対する執着は、生活を狭めます。
次回に、さらに述べます。
パニック障害から解放される方法 994
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